スカイファイアー問題とはなんぞ?
「スカイファイアーの再生」:「FIRE IN THE SKY」
脚本:Dick Robbins,Bryce Malek and Alfred A.Pegal
日本版57話 原語版7話
【スカイファイアー問題】
彼が日本で存在抹消されかけた原因は有名ですよね!簡潔に言うと「版権問題」です。
これは、スカイファイアーの玩具版に相当するキャラである"ジェットファイアー"が、開発元のタカトクトイスが倒産した後、金型と生産工場を引き継いだバンダイから、アメリカでのTF玩具の発売元であるハスブロ社に輸入された『超時空要塞マクロス』のVF-1SスーパーバルキリーのTF仕様だったからで、以上の様な理由から日本では発売が不可能なスカイファイアーの存在自体を伏せようというスポンサー側の意向があったからである。
出典:『THE TRANSFORMERS DVDBOX2 Instruction Booklet』復刻版
これは海外版のデザイン変更前と変更後のデザイン。某所より。当初の絵コンテや海外で放送されていたCMでは玩具に忠実なデザイン*1だったのですが、これもまた別の問題で変更されたんです。
『ロボテック』*2制作会社ハーモニーゴールドは日本から可変戦闘機の権利を得、そして可変戦闘機を『ロボテック』アニメにあらゆるかたちで自由に使えるようになった。ゆえに、ハスブロは世界中で放送される『トランスフォーマー』アニメにおいて玩具デザインそのままのアニメーションへの使用ができなくなった。
しかしまあ日本じゃよそ様の玩具になったバルキリーだから絶対にアカンわ、本国じゃあ別の会社が元となった玩具の権利得たからデザイン変更を余儀なくされるわで散々ですね…season2(ep.30〜)からは登場しませんし。
*1:余談ですが、米国でのCM設定では「デストロンとの空中戦に対応すべく、サイバトロンが独自に開発したロボット」というもの。マーヴル版ではレーザーウェーブに造られていましたね。
*2:『ロボテック』とは『超時空要塞マクロス』『機甲創世記モスピーダ』『超時空騎団サザンクロス』を一つの作品として再構築し、海外で放映された作品のこと。